ステンドグラスの道具

ガ ラ ス 切 り 、組 立 て 等 の 道 具

A)ハンダごて:組み立て終った鉛桟のジョイントをハンダする。
B)ハンマー:釘を打ったり鉛桟を落ち着かせる時に使用する。
C)つげベラ:組み終わった鉛桟のへりをつぶす道具。
D)ナイフ:鉛桟を切る。
E)ペンチ:ガラスをつかんだり、削ったりする。
F)マルトリンヌ:複雑なカーブを切る時にガラスの裏面よりたたき、切り離し易くする時に使う。
G)鉛桟しごき:鉛桟の溝を開いたり真直ぐにする。

H)ブラシ:金ブラシは、ハンダが終わった鉛桟を磨く。毛ブラシは、最終の仕上げにガラスの表面と鉛桟を磨く。
I)ガラスカッター:ダイヤカッターとホイールカッターと大きく分けて2種類有り、切るガラスによって使い分ける。
J)型紙切り用ハサミ:鉛桟の芯の部分、1.75mmが切り取れる3枚刃のハサミ。
K)ガラス:色板ガラス。主にフランス、ドイツの物を使用。
L)鉛桟:ガラスの組み立て用。巾が10、8、7、6、5、4ミリとある。98.9%の鉛から機械で作られる。

     
絵 付 け 用 筆
A)はがし筆:ガラスの表面に施した絵付けを、濃淡を表現する為微妙に取っていくゆく筆。豚・テン・穴熊など、目的によって変えてゆく。
B)線描き用筆:テンが主な素材で、色々な大きさ長さがある。
C)調子づけ用筆:ガラスの表面に濃淡を表現したりする時に使用。リスやヤギが使われる。
D)たたき筆:施した調子を微妙なタッチで取る時に使う。豚、鹿、穴熊など。
E)バジャーブラシ:ステンドグラスの絵付け独特な筆。穴熊の毛でガラスの表面に施した調子をガラス全面にのばしたりする時に使う。
F)腕台:特に線描きをする時、手首が安定して線が引き易くする為の台。
     
釉 薬
A)パレット
B)パレットナイフ:グリザイユやエマイユをこのパレットの上で使用する。
C)ムーラー:粉の状態の釉薬類を、ワインヴィネガーや水で溶きすりつぶしたりするガラスの練り棒。
D)ワインヴィネガー:グリザイユを溶く溶剤。線描き用のグリザイユに使う。
E)アラビアゴム:練ったグリザイユに混ぜてガラスへの接着性を増す為に使う。
F)グリザイユ:ステンドグラス独自の釉薬で、ガラスに線を描いたりトーンを付けたり、 透過率を調整したりする為に使う。フランス、ドイツ製の物を使用。
G)デポリ:ガラスの表面に均一に施し、すりガラスの様に見せる。
H)エマイユ:ガラスの表面に透明な色の皮膜を焼き付けるもの。
I)シルバーステイン:塩化銀が主成分で、ガラスを黄色に変色させる銀黄色の絵付け薬
     
ガラス腐食用ドラフター:
フッ化水素酸によるガラスの表面の腐食作業時に使用
塩化ビニール製で強制排気
     
焼成炉:
絵付けをしたガラスを焼き付ける電気炉  
グリザイユ、エマイユなどによって最高650℃、最低450℃で焼成
カーボンランダムの棚板の上に石灰をしき、その上にガラスをのせる
焼成時間は1回6時間、除冷18時間で100℃まで下がったら炉からガラスを出せる

 

 

 

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